うじうじ

新しい一週間がはじまりました。毎日6:50に起き、7:23に家を出る。理想を言えば6:00に起き、温かいシャワーを浴び、淹れたてのオーガニックコーヒー、天然酵母の食パン、バナナとリンゴとほうれん草のグリーンスムージーをゆっくり摂りながら雑誌や新聞を読みたいところですが、とにかく朝が眠くて仕方がないです。現実には、顔をパパッと洗い、しょうが紅茶を飲みながら夏目三久が出ているニュース番組を10分間ほど眺める程度。おそらく一生朝方ニンゲンにはなれないような気がします。

 
最近自分が更年期に突入したのではないかと思うくらいイライラとしてしまうことがあります。
 
私は年下の恋人と2年間ほど同棲しています。
27歳くらいまではしばらく独り身でした。ゲイは出会い系などを駆使しなければあまり出会いがないし、せっかく会うまでこぎ着けても、継続的なカンケイを繫けて行くのはなかなか難しいものです。そんな中出会ったのが今の恋人。
 
彼は難しいところがなく柔軟な人間なので、わりと気難しい自分にはとても合っていて、今まで大きな仲違いもせずにやってきましたが最近彼の妹とのカンケイが悩ましくなっています。
 
私は彼の妹のことが基本的には好きだし、仲良くやって行きたいと思っています。ゲイにとって恋人の家族と仲良くできるというのはとても幸福なことだと考えています。
 
彼の妹は同棲当初からよく遊びに来ていました。そう、彼と妹はとても仲が良いのです。私は兄弟とは照れ臭くてあまり仲良くしない質なので、そういう姿をどこか新鮮に感じていました。当時、彼女は遠くに住んでいたため、私たちが不在時にも来られるよう合鍵を渡していました。
 
そうこうしているうちに、彼女が近くに引っ越してきたのです。はじめての独り暮らしが不安ということもあり、気心の知れた自分たちの近くに住もうと思ったらしい。それはある意味筋の通った考えですよね。
 
そうこうしているうちに、引っ越し後2ヶ月ほど経つのですが、最近は彼女が「家に帰るとソファでくつろいでいる」「休日にのんびりリビングにいるとガチャっと玄関が開き入ってくる」という塩梅。おまけに、ご飯に呼ぶと「いただきます」もなくご飯を食べ始め、携帯をいじりながら「うまい」といいながら行儀悪くご飯を食べ、食べ終わった後は「ごちそうさま」もなくリビングでくつろいでいる。もちろん洗い物をするという気遣いはなし。
 
そこで、思ったことをハッキリと伝えればよいのだが、険悪になることを恐れて殆ど何も言えないのが私なのです。
 
友人のオカマに話したところ「そもそも合鍵を渡していることが間違っている」となかなかの剣幕で怒られてしまいました(ココロの狭いオカマだ)
 
そういった経緯もあり、最近は彼女が来ると自然と不機嫌になってしまうようになってしまいました。そういう自分に罪悪感を感じます。なぜなら彼女は悪意がなく、とても素直な良い子であるから。そんな子に怒ってしまう自分はなんとココロが狭いんだと思うのです。
 
しっかり自分が思ってることを伝えよう。
憎たらしい!
「ありがとう」くらい言え!
申し訳ない。
 
そんな感情がグルグルと頭の中をまわっています。
 
八方美人で、30にもなってビシっと注意できないオカマ。それが私なのです。
 
はあ、今日は美味しいチーズでも買って帰ろう。