手術ざんまい

ここのところ、すっかり秋めいてきましたね。肌寒い朝晩に羽毛布団に包まって読書したり、うとうとしているのが至福の時です。といっても、前回書いた通り読むのは林真理子ばかりです。ノーベル文学賞のカズオイシグロでも読もうかな、と思うのですが、真理子の俗っぽさに惹かれてしまいます。カズオイシグロはいくつか読んだことがあるのですが、何と言っても『わたしを離さないで』ですよね。小説も映画も好きです。映画のほうは3.11の後に公開されており、観客がまばらな有楽町の映画館で友人と観に行った記憶があります。キャリーマリガンの感情を抑えた演技がとてもよかった。

 

さて、今回は健康ネタで。8月に口蓋扁桃の摘出手術を受けたことは以前ブログにも書きましたが、その後進展がありました。術後2ヶ月が経過し、手術箇所のカサブタも取れ痛みもなくなってきました。喉がすごく痛いとか、発熱するという症状がなくなったので、お酒も少しは飲むことができるようになったのですが、どうやら舌扁桃と呼ばれる舌の付け根にある別の扁桃が炎症を起こすようになってしまいました。

 

主治医に診断されたわけではないのですが、自分で舌の付け根を触ってみると鈍い痛みがあるのです。正確には手術前から痛かったのかもしれません。この舌扁桃は基本的には手術で切除することがないそうです。

 

ではどうしたらよいのか、と途方にくれていましたが、「舌扁桃というのは鼻水が喉の後ろに垂れてしまう後鼻漏という病気により炎症を起こすことがある」という記述をネット上で見かけました。鼻といえば私にも心あたりがあります。

 

実は口蓋扁桃の手術前にいくつかの病院を回っていた時に、鼻が悪いということを指摘されていました。内視鏡を鼻から入れられて喉の様子をみるのですが、鼻が詰まっているためうまくカメラが通らないのです。「これ、鼻を直してもらった方がいいよ」とか「扁桃をとっても鼻を直さなければ根本的な解決にはならない」と言われました。その時は喉の痛さに気を取られ、鼻の治療までは考えが及びませんでした。

 

そのことを思い出したので主治医に相談したところ、鼻のCTを取ることになったのが、9月下旬。先日結果が出たので診断を受けてきました。どうやら鼻の骨が曲がっている鼻中隔彎曲症という病気を持っているそうです。今の主治医は鼻が喉に悪い影響を及ぼしている事に対しては触れていませんでしたが、一縷の望みをかけて、鼻も直したいということを相談したところ10月の終わりに鼻中隔彎曲症の手術を受ける事になりました。

 

またまた全身麻酔を使った手術。気が進むものではありませんが、身体の原因がはっきりしない以上、ひとつひとつ解決していくしかないのかもしれません。

 

親に鼻の手術のことを話したところ、どうやら幼い頃も蓄膿症などでずっと耳鼻科にかかっていたとのこと。鼻息が荒いのも鼻中隔彎曲症が原因なのかも。

 

ということで、まだまだ病弱レポートは継続できそうです。