人生の伴侶

先日Kindleを購入しました。自分で言うのは何ですが保守的な性格の私は「本と言えば紙。電子媒体なんかありえない。」と思っており、電子書籍を敬遠していました。ただ、最近ミニマリスト的な思考に影響されたこともあり「新書や啓発本など、軽い本であればいいか。」という判断から思い切って購入。ちょうどアマゾンプライムのプレミアムフレイデーフェアと重なり、わずか4,000円でした。一番安い型番を選びました。

 

使い始めて1か月弱経ちますが、「今年一番良かった買い物」と思えるくらい活用しています。

 

まず、即買って即読める。堪え性のない自分にピッタリ。2つ目に、分からない単語の意味がすぐ調べられる。語彙力のない自分にピッタリ。3つ目にハイライトができる。印象に残った言葉を忘れないようにハイライトし、あとからすぐ辿ることができるようになっています。堪え性があって、語彙力や記憶力がある方にはおすすめできないかもしれません。でも少なくとも自分にはぴったりです。

 

ただ、読んだ本はあんまり他人に言えないようなものばかりです。少額でできる投資関係の本(お金欲しい)、アンガ―マネジメントの本(最近怒りっぽい)等もありますが、一番購入しているのは林真理子の小説やエッセイ。

 

筆者にはとても申し訳ないのですが、髭面のサラリーマンが、電車の中の林真理子の本を読むのはちょっとばかり周りの目が気になるのです。その点Kindleはどこからどうみても白いiPadの偽物みたいにしか見えないからよいです。おもしろくてジャンジャン読んでしまいます。

 

何がおもしろいのかっていうと、言葉で表現するのは難しいのですが、あまり人に知られたくない感情、特に嫉妬や僻みをつつみ隠さずに文字にしているのが気持ちよい。自分もかなり嫉妬深い人間だと思うので、そういった感情には共感できるのですが、その感情の持っていきかたが上手い。ただ人をけなしているのではなくて、ほめる対象は素直にほめているし、自分の欠点は認めている。

そういうことってプライドが邪魔してなかなか難しいですよね。だから、林真理子が良い人かどうかはわからないけど、すごく好感が持てる(なんだか上から目線、、、)。あと、基本的に自分に対して肯定的なところもよいです。

 

仕事終わりに電車の中でカバンの中からKindleを取り出し自分の世界に。これが最近の楽しみです。